職員の声・キャリア10年の職員の思い

 

就職活動の皆様へ
キャリア10年目の職員に7つの質問
働くことのイメージ、職場の雰囲気、介護の仕事の大変さ、面白さ・・・・伝えたい。

 

Q.1 この仕事に就こうと思った動機は?


小中学校の時、介護施設に訪問する機会があって、高齢者の方と関わることが多かったことや、両親が共働きだったので、祖母や曾祖母から面倒を見てもらうことが多く、恩返しをしたいという気持ちもあって、介護の仕事を目指しました。

 

両親とも仕事をしていたので、小さい時から祖父母と過ごす時間が長く、祖父母が好きで、勉強や知恵を教わることも沢山あって、とても感謝しています。祖父が介護が必要となって、介護する祖母の様子を見て、自分も何か協力できたらと感じたのがきっかけです。中学校の時、高齢者施設にボランティアに行ったことも介護の仕事に興味を持ったきっかけです。進学先も介護福祉士の勉強ができるところを選びました。

 

小中学校の時のボランティアの経験やデイサービスなどでの実習を通し、「これならできそうかな。」と安易に考え、介護福祉系の専門学校を卒業し、就職したのがきっかけです。しかし、安易に思っていた事とはほど遠く、人間性を試される難しい仕事だと感じていますし、やりがいのある仕事だと思っています。

 

高校で求人票を見たのがきっかけです。

 

私の場合、介護とは関係のない専門学校を卒業して地元に戻った頃、祖母が介護が必要となったので、何か役に立ちたいと思って介護の仕事を選びました。

 

Q.2 新人の頃の昔の自分に対し、今の自分だったらどんな言葉がけをしてあげますか?

「慣れない事ばかりで不安が多いと思うけど、今まで色んな人に助けてもらってここまで来ることができたよ。」と。だからこうやって今も頑張る事が出来ています。

 

 

「悩みながらも続けていると見えてくるものがあるよ。今は目の前のことで精一杯だけど、たまに研修や現場を離れて客観的に見たり、振り返りの時間を作ってみるのもいいかも。」と伝えたいです。私は、この自己覚知の時間で気付いた事が沢山ありました。

 

当時は、自分自身の事で一杯で、周りに気をかける余裕がなかった。ここ数年、自分が経験した事を元にアドバイスしたり、上司に相談や提案して、自分から発信したことに取り組む事で自信がついてきたので、一人ではなく、チームで仕事をしていることを忘れず、独りよがりにならないことを意識するといいよ、と。

「仕事内容が覚えられなかったり、臨機応変に行動ができなかったり、職員同士のコミュニケーションがうまく取れないで悩むこともあるかもしれないけど、同期から支えてもらったり、メモを取って努力するといいよ。仕事も覚えてくると、ご利用者や同僚と楽しく会話もできるようになってくるよ。」と声をかけてあげたい。

 

Q.3

今現在の仕事の面白み、つまり仕事を続けている原動力は何ですか。

ご利用者やご家族から嬉しい言葉をいただいた時や大変なことを乗り越えることでスキルアップを実感できること。

 

介護や福祉は対人支援の仕事なので、モノづくりの仕事のように形となる達成感とは違い、自分の言葉掛けや関わりに対し、笑顔や様々な反応が返ってくることが魅力に感じています。

 

対人支援の仕事なので、全ての人に同じ方法が通じるわけではないため、そのことに悩む人は多いけれど、チームで相談して実行してみて、その先にご利用者の生活に良い影響が出てきたことを実感した時は何より嬉しいです。自分の先入観でご利用者を見てしまう事や、苦手意識を感じる事がありましたが、コミュニケーションを通してその方の人間性の一面に触れる事ができると、嬉しくなって心が動かされます。

 

定員10人のユニット型なので、ご利用者の個別ケアができるのでやりがいを感じます。ユニット職員の仲間たちとなんとか頑張っています。

 

ご利用者の生活イベントとしての行事の準備は大変だけど、外出行事の場所の選定や外出先でご利用者と職員が一緒に普段と違う空間で楽しめる事も仕事の面白みの1つです。年齢関係なく、職員同士も仲の良い雰囲気で仕事が出来ているところです。

 

Q.4

今現在行っている仕事の大変さは何ですか。

委員会など、ルーテイン業務以外で任せてもらえる事が増えてきたことです。

 

ご利用者の方々は、様々な既往歴をお持ちの方が多く、介護と医療との関係は切っても切り離せない為、医療の知識不足で悩むことがありますが、池幸園には多くの専門職の方がいます。分からない事や悩み事があると、上司やその専門職に相談したり、連携しながら自分の知識やアプローチの視点を増やしています。

 

リーダーという立場になり、個々の職員の意見を引き出した上で、皆が納得できる最良の判断ができるように努力する事に努めています。全ての意見が全会一致で即決するというわけにはいかないので、各職員が自分の気持ちを溜め込まずに伝えられるような立場でありたいと思っています。

 

ショートステイは短期滞在の施設なので、ご利用者の入れ替わりが多く、緊急入所やキャンセルなどといった急な対応が必要になることもあり、臨機応変に対応していくのが大変です。

 

 ご利用者のちょっとした変化に気づいて対応していくことや、人と関わる仕事なので、気疲れすることもあります。

 

Q.5

大変だけどやりがいを感じられることは何ですか。

お一人お一人と関わることで、ご利用者の事を知ることができて信頼関係を築くことができる事。自分のアイデアや意見を出し、協力してもらって達成できる事。

 

ご利用者の気持ちと、私のご利用者への思いが通じて様々な反応を引き出せることができると、幸せだなと感じます。また、ご家族から直接感謝のお言葉をいただくこともやりがいに繋がっています。

 

目の前にある小さな困り事を一つずつ解決していく事で、自分に対しての信頼も上がると思うので、相談したくなるリーダーになることを目標にしています。例えば、アイデアを行動に移せない職員がいたら、話をいて具体的な対応方法をアドバイスしたり、コミュニケーションを大事にすることで報連相が自然と成り立つ、そういう関係が形成されるチーム作り。

ユニットでは、できることもとても多いので、レクリエーションで楽しまれているお顔を拝見すると、やりがいを感じます。

 

ご家族の方やご利用者からの感謝の言葉をいただいた時。そして自分が提案した対応でご利用者の状態が良い方向に向かった時です。

 

Q.6

自分にとって、職場や法人の良いところはどんなところですか?

年数に応じてスキルアップする機会を設けてくれるところ。

 

相手を思う気持ちや受容、傾聴、共感などのコミュニケーションが大事な仕事なので、心温かく気さくで話しやすい職員が多いです。話や説明が上手な方も沢山いて、日々勉強になります。また、福利厚生も充実していて、働きながら学び資格取得する為の助成やレベルアップしていく為の面談・研修の体制が整っています。

 

誰に相談しても個々の意見がしっかりとある為、相談するほど自分のキャパシティが拡がり勉強になります。上司も職員のアイデアを否定せず、後押ししてくれる。自分が成長できる職場だと思います。

 

 

助けてくれる職員がいるところです。

 

気兼ねなく話せる同僚がいること。職員同士仲良く明るい雰囲気の職場だと思います。

 

Q.7

来年就職活動をしようと思っている学生さんに先輩として伝えたいことは何ですか?

介護の仕事は大変な事やきついと思う事がありますが、知識や技術を多く学ぶことができます。色んな人と関わり、自分が知らなかった事も学ぶことができる職場です。不安な事もサポートして助けてくれる人も多くいることを知ってほしいです。

 

私自身は、仕事を始める前、介護技術の事が心配でした。でも、職場の理学療法士による身体の使い方の研修や福祉用具の使い方など、ご利用者や介護員に負担のかからない安全でスムーズな介助方法等を先輩職員が根拠とともに実践しながら教えてくれるので心配いりません。施設の雰囲気や特徴は様々ですが、学生時代、色々な施設を見学したり実習などもさせていただきました。是非、一度見学に来て、ここの雰囲気を感じていただけたらと思います。お待ちしています。

 

介護を目指している学生さんは素晴らしいと思います。なぜなら、介護の仕事は決してきれいな事ばかりではなく、ご利用者の最期をお看取りすることもあり、悲しい思いをすることもあるからです。私は、挫折しそうになった時、同僚に支えられてここまで来れました。「わかるよ。私もそうだった。」と受容してもらえるだけで気持ちが救われ、自分を奮い立たせてきました。フワッとした思いで就職した自分ですが、仕事を続けるにつけ、こんなに奥深い仕事だったのかと改めて感じています。人として成長できる仕事だと思います。

 

介護の仕事に興味がある方、是非見学に来てください。

 

挨拶と笑顔、表情は一番大切だと仕事をしていると感じます。第一印象として注目されるところだと思います。メモを取ったり、仕事に対する意欲が態度にも表れます。疑問に感じていることは何でも質問し、わからないことは何度も聞きましょう。人間関係に悩む時は身近な話やすい方に話し、ストレスを溜め込まない事。自分らしさを失わず、周りに目を向けて思いやれる人を目指し仕事に取り組めば、結果も付いてくると思います。貴方の頑張りを見ている人は必ずいると思うので。

 

 

中堅職員として頼られる先輩、リーダーという立場で奮闘している職員。10年という時間の中で積み上げてきた経験を経ての”今”があります。等身大の職員の思いを最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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